広告郵便割引とは?
広告郵便割引とは、『商品の宣伝広告』『役務の広告』『営業活動に関する広告』など広告目的の封書(第一種郵便物)orはがき(第二種郵便物)を同一内容で2,000通以上差し出す場合に適応される割引制度のことで、8~43%割引になります。
※定形外封書の場合、定型封書は最大43%割引、はがきは最大39%割引。
参照元:よくわかる広告郵便割引
広告郵便割引の割引率【早見表2020年版】
※最大割引率は、カスタマーバーコード割引/7日猶予の『特特』/地域区分局差出を適応した場合の割引率となります。
はがきの場合
差出通数 | 1回差出割引率 | カスタマーバーコード割引 | 7日猶予 | 地域区分局差出 | 最大 割引率 |
---|---|---|---|---|---|
2,000通~ | 8% | 3% | 0% | 0% | 11% |
3,000通~ | 11% | 3% | 0% | 0% | 14% |
5,000通~ | 14% | 3% | 0% | 0% | 17% |
7,500通~ | 15% | 3% | 0% | 0% | 18% |
1万通~ | 17% | 3% | 0% | 0% | 20% |
1,5万通~ | 18% | 3% | 0% | 0% | 21% |
2万通~ | 19% | 3% | 0% | 0% | 22% |
3万通~ | 20% | 3% | 0% | 0% | 23% |
5万通~ | 21% | 3% | 2% | 1% | 27% |
7.5万通~ | 22% | 3% | 2% | 1% | 29% |
10万通~ | 23% | 3% | 2% | 1% | 29% |
20万通~ | 25% | 3% | 2% | 1% | 31% |
30万通~ | 27% | 3% | 2% | 1% | 33% |
50万通~ | 29% | 3% | 2% | 1% | 35% |
80万通~ | 31% | 3% | 2% | 1% | 37% |
100万通~ | 33% | 3% | 2% | 1% | 39% |
定形郵便物の場合
差出通数 | 1回差出割引率 | カスタマーバーコード割引 | 7日猶予 | 地域区分局差出 | 最大 割引率 |
---|---|---|---|---|---|
2,000通~ | 12% | 0% | 0% | 0% | 15% |
3,000通~ | 15% | 0% | 0% | 0% | 18% |
5,000通~ | 18% | 0% | 0% | 0% | 21% |
7,500通~ | 19% | 0% | 0% | 0% | 22% |
1万通~ | 21% | 0% | 0% | 0% | 24% |
1.5万通~ | 22% | 0% | 0% | 0% | 25% |
2万通~ | 23% | 0% | 0% | 0% | 26% |
3万通~ | 24% | 0% | 0% | 0% | 27% |
5万通~ | 25% | 0% | 2% | 1% | 31% |
7.5万通~ | 26% | 0% | 2% | 1% | 32% |
10万通~ | 27% | 0% | 2% | 1% | 33% |
20万通~ | 29% | 0% | 2% | 1% | 35% |
30万通~ | 31% | 0% | 2% | 1% | 37% |
50万通~ | 33% | 0% | 2% | 1% | 39% |
80万通~ | 35% | 0% | 2% | 1% | 41% |
100万通~ | 37% | 0% | 2% | 1% | 43% |
参照元:日本郵政
広告郵便割引の条件
事前の承認等 | あらかじめ、広告郵便物の承認請求書に印刷物の見本を添えて取扱郵便局に提出し、承認を受ける必要があります。 |
---|---|
郵便物の種類 | 定形郵便物、定形外郵便物、通常はがき、往復はがきのいずれかに限ります。 (郵便区内特別郵便物、官製郵便はがき、選挙運動用通常はがきは対象となりません。) |
形状・重量・取り扱い | 形状および重量が同一のものに限ります。 |
差出通数 | 同時に2,000通以上差し出す必要があります。 |
料金支払方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納のいずれかに限ります。 |
事前区分等 | 受取人の住所または居所の郵便区番号ごとに区分して差出す必要があります。 |
差出郵便局が交付する用紙に、郵便区番号を記入し、承諾される送達日数に対する余裕の程度に応じて「特割」(3日程度)、「特特」(7日程度)のいずれかを朱記。郵便物とともに結束した上で差出す必要があります。 | |
バーコード付郵便物の割引率加算を受ける場合 | 厚さ6mm以下で封筒の材質等一定の条件を満たす定形郵便物、通常はがき、往復はがきのいずれかで、受取人の住所等を表す所定のバーコードを郵便物に記載する必要があります。 (郵便区内特別郵便物、官製郵便はがき、選挙運動用通常はがきは対象となりません。) |
送達日数 | 郵便物の標準送達日数に、3日程度(特割)または7日程度(特々割)の余裕を持たせることを承諾して頂くことが条件になります。 |
オプションサービス | 書留や速達などのオプションサービスを付加することはできません。 |
引用元:よくわかる広告郵便割引
広告郵便物に該当しないもの
- 請求書、納品書など印刷物であっても同一内容にならないもの。
- 同一内容であっても商品等の広告を主目的としないもの。
領布会への招待、バーゲンセールの案内、通信販売、展示即売会の案内、会員加入の案内等
【広告郵便物に該当しないもの】
年賀・暑中見舞い等のあいさつ状、広報誌、各種会合の案内、通知書、経理関係の書類、企画PR誌、政治・宗教広告、求人広告等
広告郵便物に添付できるもの
広告郵便物には内容である物に関係するものであれば以下のなものを添付することが可能です。
- 注文用の払込書用紙、返信に必要な事項を記載した用紙等
- 注文用または返信用で、受取人の住所・氏名等を記載した封筒または通常はがき
- 注文を促すための商品見本であって、「見本」、「試供品」または「サンプル」の文字を記載したもの
- 上記のほか、商品の購入もしくは役務の利用または返信を促すためのもの
郵便マークの表示方法
広告郵便は配達日数に余裕を持って郵便局に差出すことによって割引率が変わります。
割引率によって郵便マークも変わり、横棒の本数で配達余裕日数がわかるようになっています。
【郵便マーク(割引)の種類】
画像引用元:よくわかる広告郵便割引
(画像左から)
- 2,000通未満または区分郵便物・・・割引
- 発送に3日程度の余裕を承諾した広告郵便物・区分郵便物・第三種郵便物・・・特割
- 発送に7日程度の余裕を承諾した広告郵便物・区分郵便物・第三種郵便物・・・特特
配達日数により表示する郵便マークが変わりますので、分からない場合には郵便局に問い合わせて事前に確認しておきましょう。
広告郵便割引の流れ
※割引率を最大限適応(カスタマーバーコード割引/7日猶予の『特特』/地域区分局差出)するための流れについてご紹介いたします。
①『広告郵便物承認請求書』の提出
画像引用元:広告郵便について③
画像引用元:広告郵便承認請求について
『広告郵便物承認請求書』に必要事項を記入の上、印刷物の見本を添えて取扱郵便局に提出します。その後、約1週間程度(郵便局によって異なります)で、「広告郵便承認書」が郵送されてきます。
②カスタマーバーコード印字をする
画像引用元:【実践サンプル5】郵便料金を節約できるカスタマバーコードの作成
カスタマバーコードとは、郵便物の宛先(住所)をバーコード化し、自動読取区分機での処理を効率化するための郵便専用バーコードのこと。
1,000通以上の同一郵便物にカスタマバーコードを付与することにより郵便物の料金が3%の割引になります。(カスタマーバーコード割引)
※広告郵便割引や利用者区分割引の対象にならない郵便物も、1,000通以上あれば3%のバーコード割引を受けることができます。(但し、定形外郵便物は対象外)
カスタマーバーコードは日本郵政HPにて作成できます(外部リンク)
カスタマーバーコードの印字方法
画像引用元:カスタマーバーコード
【印字方法】
- バーコードの長さ:64mm~88mm
- 印字方向:「左→右」または「下→上」
- 刷色:黒、濃い青
- 傾きの許容範囲:±5度以内
- バーコードの情報:郵便番号+整理番号(局より指定された場合)
③指定された『郵便番号区分』にまとめます
画像引用元:広告郵便について③
印刷物が用意できたら、指定された郵便番号区分表の指示に従い受取人の住所・居所の郵便区番号ごと、または差出郵便局の指定する郵便区番号ごとに区分します。
これを『郵便番号区分』と言います。
『郵便番号区分』は広告郵便割引を利用するうえで必須の作業となります。
画像引用元:広告郵便料金早見表(はがき)
仕方郵便番号の前5桁、3桁、もしくは2桁毎に分け、割符(※)とともに結束し郵便局に差し出します。広告郵便割引や利用者区分割引を利用するには、郵便番号区分した上で割札とともに結束して郵便局に差出すことが条件になります。
※「割符」とは、投函する郵便の種類により色が異なります。
白→1本線郵便
茶→2本線郵便
緑→3本線郵便
詳しくは、広告郵便割引の申請時にご確認ください。
④『地域区分局』に差出します
『地域区分局』とは、地域内の郵便物を集約し、他の地域への郵便物を取りまとめる郵便局のことを言います。郵便物を最寄りの配達局ではなく、敢えて『地域区分局』に差出すことで郵便物の料金が1%~最大5%割引になります。(地域区分局等差出割引)
地域区分局等に5万通以上差し出し、または
地域区分局等にロールパレット等に納入して20万通以上差し出し
区分・結束ができたら、承認書を持ってDMを『地域区分局』に差出しましょう。
広告郵便割引の利用上の注意
- 1~2日で届く普通郵便物に比べ送達日数が3~7日ほどかかりますので、スケジュールには余裕をもってご利用下さい。
- 事前申請用の「広告郵便物差出承認請求書」は、遅くとも差出予定日の1週間前までに提出する必要があります。
- 差出目的やデザイン等が広告郵便物に該当するか否かは、最終的に差出郵便局の判断に委ねることになります。
参照元:よくわかる広告郵便割引
広告郵便割引対象外の場合は利用者区分割引で
広告郵便割引の対象にならない請求書、納品書、広報誌、通知書等を大量に送る場合、『利用者区分割引』を利用することでコスト削減が可能になります。
利用者区分割引とは?
利用者区分割引とは、封書(第一種郵便物)または、はがき(第二種郵便物)のうち、2,000通以上差し出す同一内容の郵便物を、事前に郵便区番号ごとに区分して差出すことで、郵便物の料金が最大16%割引になる制度のことをいいます。
引用元:よくわかる広告郵便割引
利用者区分割引の条件
郵便物の種類 | 定形郵便物、定形外郵便物、通常はがき、往復はがきのいずれかに限ります。 (郵便区内特別郵便物、官製郵便はがき、選挙運動用通常はがきは対象となりません。) |
---|---|
形状・重量・取り扱い | 形状および重量が同一のものに限ります。 |
差出通数 | 同時に2,000通以上差し出す必要があります。 |
料金支払方法 | 料金別納、料金後納、料金計器別納のいずれかに限ります。 |
事前区分等 | 受取人の住所または居所の郵便区番号ごとに区分して差出す必要があります。 |
差出郵便局が交付する用紙に、郵便区番号を記入し、承諾される送達日数に対する余裕の程度に応じて「特割」(3日程度)、「特特」(7日程度)のいずれかを朱記。郵便物とともに結束した上で差出す必要があります。 | |
バーコード付郵便物の割引率加算を受ける場合 | 厚さ6mm以下で封筒の材質等一定の条件を満たす定形郵便物、通常はがき、往復はがきのいずれかで、受取人の住所等を表す所定のバーコードを郵便物に記載する必要があります。 (郵便区内特別郵便物、官製郵便はがき、選挙運動用通常はがきは対象となりません。) |
送達日数 | 郵便物の標準送達日数に、3日程度(特割)または7日程度(特々割)の余裕を持たせることを承諾して頂くことが条件になります。 |
オプションサービス | ①郵便物の送達日数に3日程度または7日程度加算した日数により送達することを承諾した場合は、オプションサービスを付加することができません。 ②オプションサービスを付加する場合は、同時に差し出される郵便物の全部に同一のオプションサービスを付加する必要があります。 ③バーコード付郵便物の割引を受ける場合は、年賀特別郵便以外のオプションサービスを付加することはできません。 |
引用元:よくわかる広告郵便割引
まとめ
いかがでしたでしょうか?
広告郵便割引の他に、バーコード割引や地域区分局等差出割引など様々な割引がありますが、全ての割引を適応させるにはDM発送代行会社に依頼すると確実です。
大量に送る場合を考えても郵便番号区分など大変な作業となりますので、DM発送代行会社に発送作業を依頼し、割引も受けながら、賢くDM発送をしていきましょう。