DMマーケティング

ダイレクトメール(DM)広告とは?種類やメリット、活用方法まとめ

費用対効果が高い広告手段として多くの企業に採用されているダイレクトメール(DM)。
今回はその種類やメリット、デジタル時代のダイレクトメール(DM)活用方法についてご紹介いたします。ダイレクトメール(DM)施策を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

ダイレクトメール(DM)広告とは?

画像引用元:ジャパンメール

ダイレクトメール(DM)とは、企業から個人・法人宛に直接届けられる、商品案内・キャンペーン・カタログ・パンフレット等の広告のことを言います。
ダイレクトメール(DM)は、ターゲットやニーズを絞り込みピンポイントで広告宣伝を行うダイレクトマーケティングの一種で、費用対効果が得られやすく一般企業でも多く採用されているマーケティング手法です。

ダイレクトメール(DM)広告の種類

ダイレクトメール(DM)広告には、郵便物を媒体としたダイレクトメールのほか、FAXや電子メールを利用して送るダイレクトメールがあります。

メリット デメリット
郵送DM
  • 情報量が多い
  • 視覚に訴えることができる
  • 送付する相手の地域・業種を細かく設定可能
  • 高い開封率
  • Webサイトへの誘導が可能
  • コストが高い
  • 企画から発送まで時間がかかる
  • 封書の場合、開封率が低い
EメールDM
  • コストが圧倒的に安い
  • 企画から送信まで短期間
  • 費用対効果が高い
  • Webサイトへのリンクが可能
  • 開封率が低い
  • ターゲットに偏りが生じる
FAXDM
  • スピーディーでタイムリー
  • コストが安い
  • 開封率が高い
  • レスポンスが早い
  • コストパフォーマンスが高い
  • モノクロのみの原稿
  • 情報量が限られる
  • クレームが多い

引用元:ジャパンメール

EメールDMの平均反応率は2~3%、FAXDMの平均反応率は0.1%〜0.3%となっていますが、郵便DMの反応率は16.3%となっており、反応率が最も高くデジタルの時代においても費用対効果が高い広告手段だと言われています。

※反応率=行動喚起率。EメールDMの場合は記載のURLをクリックした割合。FAXDMの場合は問い合わせの割合。郵便DMの場合はネットで調べた、来店した、話題にした等の行動した割合。

郵便ダイレクトメール(DM)のメリット・デメリット

メリット1:顧客にアピールしやすい広告

郵便ダイレクトメール(DM)は、EメールやSNS広告などのデジタルマーケティングやTVCMやラジオCM、新聞・雑誌広告などのマスメディア広告とは異なり、実際に手で触れたり、実体験できることが大きな特徴です。
デザインのほか、紙質や形状などを工夫できるので商品やサービスの魅力を最大限顧客にアピールすることができます。

メリット2:広告の中でも訴求できる情報量が多い

郵便ダイレクトメール(DM)は、印刷物やサンプルなどを手元に届けることで、デジタル媒体の広告やマスメディア広告よりも多くの情報量を訴求することができます。
特に封筒DMの場合は、多くのチラシを一度にまとめて送付できるためより多くの情報量を届けることができます。

メリット3:ターゲットをセグメントできるため精度が高い

郵便ダイレクトメール(DM)は、顧客の住所が不明な場合でも送付するターゲットの地域や業種・企業規模等の細かなセグメントができるため、確度の高いターゲット層に直接届けることが可能となっており​​高い精度が見込めます。

メリット4:顧客との信頼関係が薄くても高い反応率が見込める

郵便ダイレクトメール(DM)は、広告宣伝のターゲットとなる顧客との信頼関係が薄い場合でも、クーポンやキャンペーンを添付することでターゲットが次のアクションを起こしやすい特徴があります。

メリット5:効果測定ができる

郵便ダイレクトメール(DM)は、送ったダイレクトメールのうち何件の問い合わせ・来店・資料請求・クーポン利用があったのか?などの反応率を計測できるため、広告宣伝の効果測定が可能です。さらにその分析結果から次の企画や改善に活かすこともできるので、より効果的なマーケティング施策を得ることが可能です。

デメリット1:一定のコストがかかる

郵便ダイレクトメール(DM)は、印刷料や発送作業料などのコストが発生します。それでもTVCMやラジオCM、新聞・雑誌広告などのマスメディア広告よりは低コストで実施できますし、デザイン・印刷〜発送作業まで一括で依頼できるDM発送専門会社に依頼することで最安の送料や印刷料金で任せることができます。

デメリット2:開封されない場合もある

残念ながら郵便ダイレクトメール(DM)は、そのまま捨てられてしまうケースがあります。しかし、開封・閲読率は74%と非常に高く比較的費用対効果が高い広告手段と言えるでしょう。

郵便ダイレクトメール(DM)の種類

ハガキDM

ハガキDMとは、官製ハガキ・私製ハガキ・圧着ハガキなど一般的なハガキのサイズで郵送されるダイレクトメールのことです。
比較的安価で郵送できる点が特徴で、日本ダイレクトメール協会が実施しているアンケートの結果によると、ダイレクトメールの中でも閲読率が約4割と最も高い形状です。

普通ハガキ

画像引用元:ジャパンメール
最も安価ですが、掲載可能な情報量が少ないことが特徴。キャンペーン、新商品の告知、お知らせなどの挨拶状にオススメです。

二つ折り圧着ハガキ(V型)

画像引用元:ジャパンメール
普通ハガキの2倍の情報を載せることが出来ます。
二つ折りの内側に圧着加工を施したもので、既存顧客への新商品訴求などにオススメです。クーポンや割引券など掲載することで反響率UP。

三つ折り圧着ハガキ(Z型)


画像引用元:ジャパンメール

普通ハガキの3倍の情報を載せることが出来ます。
一般ハガキ3枚分でZ型の圧着加工を施したもの。合計6面あるため、多くの情報量を記載可能。既存顧客への複数の新商品案内、セール情報の紹介などにオススメです。

レター(封筒)DM

画像引用元:ジャパンメール
レター(封筒)DMとは、封筒の中に複数枚の広告物を折りたたんで同封し郵送するダイレクトメールです。多くのチラシを一度にまとめて送付できるため、より多くの情報量を届けたい場合などに適しています。
中でも透明封筒は紙封筒に比べ開封率が高いと言われています
紙封筒は材質が透明封筒よりも高いのに加え、中身と封筒両方に印刷しなければならないためコストが高くなりますが、透明封筒は中身だけ印刷すれば良いですし、材質も紙より低コストなためオススメです。

ダイレクトメール(DM)広告の活用方法

画像引用元:ダイレクトメール(DM)の反応率の平均は?効果測定と費用対効果UPの方法について徹底解説

郵便ダイレクトメール(DM)は古くからある広告手段でありながらデジタル時代においても多くの企業が採用している広告手段です。
近年では『ダイレクトメール(DM)× WEBサイト』のクロスメディア戦略が多く採用されており、クチコミやサイトアクセスなどWEB誘導に効果を発揮し、特に20代30代の若年層に効果的です。

第33回(2019年)のDM大賞を受賞したディノス・セシールは、DMから自社ウェブサイトへ誘導するクロスメディア戦略によりコンバージョン率を20%増やすことに成功しました。

引用元:ダイレクトメール(DM)の反応率の平均は?効果測定と費用対効果UPの方法について徹底解説

自社のWEBサイトやSNS(Twitter、Instagram、Facebook)等のQRコードを掲載することで顧客との接点を増やし反応率アップが見込めるだけでなく、QRコードによる流入自社サイトで計測できれば反応率アップのための改善施策も測ることができます。

まとめ

今回はその種類やメリット、デジタル時代のダイレクトメール(DM)活用方法についてご紹介しました。
郵便ダイレクトメール(DM)は高い反応率が期待でき、EメールやSNS広告などのデジタルマーケティングやTVCMやラジオCM、新聞・雑誌広告などのマスメディア広告に比べ、顧客が実際に触れたり読み込むことができるため高い宣伝効果を得ることが可能です。

「初めてDMを送りたい」「DMコストを抑えたい」「これまでのDM施策を見直し、効果測定をしたい」といった方は、ハガキDMがおすすめです。
料金やターゲティングなどDM発送でお困りの方は、DM発送専門会社の無料相談を利用することをオススメします。
最安の発送方法や最適なターゲティング方法、デザイン・形状についての意見をもらえるケースがありますので、ぜひ一度問い合わせてみるとよいでしょう。

【徹底比較】東京でオススメのDM発送代行業者7選。業者比較と選び方のポイント>

ABOUT ME
DMマーケティングラボ
DMマーケティングラボ
DMの発送や印刷、デザイン、活用方法など、DMに関する様々なノウハウをお届けいたします。